結論
ウケるので見た方がいいです。
お勧めしない人間:
- ちゃんとホラーを楽しみたい人間
- 雨穴を正体不明のホラー作家だと思いこんでいる人間
- 黒板をキーッとする音が苦手な人間
※以下ネタバレがあるので、ちょっとでも見ようと思ってる人間は見てから読んでください。※
おもしろいポイント
いや因習村すぎる。最初間取り図広げて「殺人するための家」とか言ってたのに本家の呪い、村に昔から伝わる供養になっていくの何?無理やり間取り図使って抜け道とか書いてるけどもはや意味ないだろ。
主人公(雨男)の察しが本当に悪い。あと本当に思ったよりも窓がない。窓ないことって映画でこんなに大事になるんだってぐらい。ここまで聞くと「察しの悪い雨穴」との違いが分からなくなるが、決定的な違いがある。「栗原が賢い」ということである。賢いというか察しがいい。栗原がいなかったら変な女に騙されて死んでたかもしれないし、抜け道も見つからなかったかもしれないし、そもそも全員死んでいた可能性がある。MVP。
トウヤくんの爪がキレイ。床をひっかいて爪磨きしてたのかな?
高嶋政伸が怖い。この映画の怖さの10%: 斉藤由貴, 20%: 仮面, 70%: 高嶋政伸ってくらい。一人だけ現世と常世の合間にいるみたいな雰囲気を出しながら、武力パートになるとしっかり圧倒的暴力を見せつけてくれるんだから演技力がすごい。そして死ぬときはしっかり笑わせてくれる、すべてに無駄がない。
チェンソー婆が面白すぎる。なんで婆がチェンソー持って振り回してるとこんなに面白いんだろうな。誰も殺せず相手にもされない可哀想ではあったけど。
嫌だったポイント
「変な間取りですねぇ…」パートが秒で終わる。マジですぐに因習村パートに入るので急に知能指数が下がる。
床キィキィする効果音・演出を多用しすぎて本当に嫌だった。あと冒頭の栗原がパフェを混ぜるASMRも、怖いというよりずっと不快な感じ。
怖がらせパートがもう少しで来そうだな...って想像できてしまってあんまり驚くことはなかった。......あんまりと書いているのは、高嶋政伸が襖突き破るシーンでしっかり声出してびっくりしてしまったため。
名言っぽいパートが若干滑っている。「祈れ!神にでも××(聞き取れなかった)にでもなぁ!」←わかる 「祈らねぇよ!!」←なに?
おわりに
私は面白かったです(ただし前評判込みで)。
ブログしか読んだことなかったんだけど、今見たら原作小説もこんな感じなのかもしれない。とはいえこんな理不尽びっくり要素だらけ映画なのってどうなんですか?
ネットの人間が雨穴さんと梨.psdさんあたりを混同して、雰囲気のある嫌ホラー作家だと思い込みすぎてる節はあるかもな~~ってちょっと思った。そういう人間は映画の対象範囲と違う気がします。
地元の映画館と同じ感覚でバター醤油味のポップコーンMサイズ買ったら思った100倍デカくて一生もぐもぐしながら食べていた。周りの方々本当にすみません。家が燃えるあたりで食べつくしました。美味しかったですが、夜ご飯が入りませんでした。
原作小説、ブログを貼っておきます。
「察しの悪い雨穴」もおススメです。今年一番笑った。